オール電化住宅って電磁波は大丈夫なの？

最近はやりのオール電化ですが、家中の全てが電気製品になると電磁波が心配ではありませんか。

『電磁波』っていったい何なのでしょう？

電磁波とは、放射線・電波・光の総称のことです。
電気が流れているところでは、必ず電磁波が発生すると思って良いでしょう。
代表的なところでは、ヘアドライヤーの電磁波です。
ヘアドライヤーの電磁波は結構強いそうです。
ヘアドライヤーは頭部付近で使用するので、健康への影響が心配されています。
とはいえ何年も毎日使っている人も多いと思います。

また、テレビの画面から電磁波が出ていることは結構知られています。
テレビからは２メートルは離れた方が良いと聞いたことはありませんか？
それは眼の健康だけのことではないそうです。

オール電化住宅の機器の中で、身体に近いところで使用するのはＩＨクッキングヒーターです。
ＩＨクッキングヒーターの位置は、女性の腹部付近になりますので、妊娠している女性が調理するときに電磁波の影響が心配されます。　そういわれるとちょっと心配になりますよね。

また、小さい子供のちょうど頭部付近になります。

では、そんなＩＨクッキングヒーターの電磁波は、安全なのでしょうか？

計測では、ＩＨクッキングヒーター付近には周波数が５０～６０ヘルツの電磁界が発生します。
調理をしている時には、周波数２０～３０キロヘルツの電磁波が発生します。

これらの電磁波については、他の家電から出る電磁波とだいたい同じくらいのものです。
電力会社では、通常に使用すれば人間の健康に影響を与えるほどのものではないという判断が出されています。
もちろん、健康に悪影響のあるものを『安全』と言って売るわけにはいきませんので、信用できるでしょう。

電磁波に関しては、電気を使用した生活を続けている限りは、全く浴びずに生活するのは不可能です。
オール電化住宅だから電磁波の影響を強く受けるという考えは間違っています。
しかし、体質的に電磁波の影響を強く受けてしまう方もいらっしゃいますから、ご自信やご家族の健康面も考慮してオール電化の導入はよく情報を集めて決めることをお勧めします。